くも膜下出血が、偏頭痛をはじめ、風邪、高血圧、二日酔いなどと誤診されがちなので注意が必要です。
日本人の死亡原因の第3位が「脳血管疾患」で、中でも20代、30代と若い人にも起こりやすいのが「くも膜下出血」です。
くも膜下出血は、脳血管疾患全体の1割と発症率は低いものの、発症者の3割が死に至る危険な疾患です。
くも膜下出血は頭蓋骨の中で脳を覆っている3層の膜のうち、くも膜と軟膜のすき間「くも膜下腔」に走る動脈が出血を起こした状態です。
原因は、脳動脈の一部がふくらんでできた動脈瘤の破裂が多いとされています。
くも膜下出血を起こすと、頭全体に割れるような激しい痛みが走り、吐き気や嘔吐を伴います。
出血が多いと意識を失い、最悪の場合は即死します。
くも膜下出血の前兆となる特徴的な症状としては、次のようなものがあります。
偏頭痛でもこのような症状が起こることがよくあるので、偏頭痛持ちの人は、要注意です。