パニック障害研究センターの調査報告によると、パニック障害の患者のうち約4割にあたる患者に偏頭痛がみられたといいます。
偏頭痛がみられるパニック障害の患者は、初めて起きたときのパニック発作の症状で既に偏頭痛を体験しており、不安症状が強いときに起こりやすいことも明らかにされています。
偏頭痛の部位としては、後頭部、片側部、頭全体の順に多く、偏頭痛の種類は、脈打つ痛み、締め付けられる痛み、ガンガンする痛みの順に多く報告されています。
偏頭痛の専門的分類では、群発型約2割、古典型約4割、普通型1割超となっています。
偏頭痛を持つパニック障害の患者の約6割は、偏頭痛が起きる前に、吐き気、目の充血、めまいなど偏頭痛に特徴的な前兆となる症状を経験しています。
パニック障害になる前から偏頭痛のあった人は、パニック障害の発症年齢が若く、病気にかかっている期間が長い傾向にあるようです。