ある医学統計では、60歳を過ぎると約80%の人は、偏頭痛が減っていくとされています。
偏頭痛が減る理由としては、2つあります。
1つは、動脈硬化が進んだために脳の血管の拡張が起こりにくくなり、偏頭痛が減っていくというものです。
2つ目は、血管を拡張させる脳からの異常な指令が、高齢のために鈍くなって出にくくなり、血管の拡張が起こりにくくなるために偏頭痛が減っていくというものです。
偏頭痛が高齢とともに減る2つの理由の中では、どうも、動脈硬化説の方が有力のようです。
海外では、70歳を過ぎて偏頭痛がまだ起こる人は、脳梗塞を起こす確率が低いという報告があります。
偏頭痛が起こるくらい動脈が拡張するということは、まだ血管が柔らかいことの証拠だというのです。
逆にいえば、偏頭痛が良くなることは、動脈硬化が進んだ証拠にもなるわけで、両立は難しいということですかね?