偏頭痛の起こる前、あるいは偏頭痛の最中に、必ずといっていいほど現れるのが、眼の状態の変化です。
偏頭痛時によく見られる眼の症状としては、眼球の微小な血管の紅潮で、特に激しい偏頭痛発作の場合にはひどく充血します。
この眼の症状は、偏頭痛に特徴的なものとされています。
偏頭痛時の眼球は、涙の増加によって潤んで見えたり、血管の炎症によってかすんで見えたりします。
また、どんよりと落ち込んだように見えることもあります。
実際に眼球の陥没が起こる場合もあります。
偏頭痛時のこれらの眼球の変化は、重いときには眼のかゆみ、焼けるような感じ、光に対する過敏な反応、眼球の混濁などの様々な関連症状を引き起こします。
特に、眼球の混濁は、身動きができなくなるほど偏頭痛が悪化したときに起こります。
このような偏頭痛を、“目つぶし頭痛”とよぶこともあります。